子供が好きな人は「ベビーシッター」という言葉を聞いた事があると思います。パーティに出掛ける両親と入れ替わるように家に来て、若い女性が子供の面倒を見る…これは外国の映画などでよく目にするシーンだと思います。学生のアルバイトのようなイメージがあるベビーシッターですが、「ベビーシッター派遣会社」に登録し、本格的な仕事にしている人もいます。また独立開業して事業としてベビーシッター会社を立ち上げる人もいます。ベビーシッターの職場は、個人の家や託児所、またはイベント会場などです。預かる子供は生後半年程度から小学生までとかなり幅が広いです。小さな子供の場合は、食事のサポートをしたりお風呂に入れてあげたりするなど、育児のような役割を求められる事もあります。また大きな子供の場合は、遊び相手の役割を担う事が多くなります。
ベビーシッターは、子供と一緒に遊んであげたり、食事やトイレ、お風呂のサポートを行ったりします。また小さな子供に絵本を読んであげたり本を読んであげたり、大きな子供の勉強のサポートをする「臨時の家庭教師」のような役割を担う事もあります。また保育園の送迎を行う事もあります。つまりベビーシッターは、指定された時間内ならお客様である親や子供の様々な依頼に応えて臨機応変に仕事をする必要があります。ベビーシッターという名称から乳児の育児が中心の仕事に思えますが、実際はもっと役割の幅が広い仕事です。例えば、親戚の小さな子供とお留守番をした経験がある人がいると思います。留守番中は、時には親代わりになったり、時には友達になったり、時には先生になったりしたはずです。ベビーシッターの仕事も同様で、一人で何役もこなす事になります。
ベビーシッターの仕事と合わせて、「家事代行サービス」を行うケースもあります。そもそも仕事や病気などが理由で、忙しくて子供の面倒を見られない親が、ベビーシッターに仕事を依頼します。ベビーシッターとしての仕事と一緒に自分では難しい家事をお願いしたいと思うのは、当然の流れかもしれません。家事代行サービスが仕事に含まれる場合は、依頼主の家に行く前に日用品や食料品を買い出しする事もあります。また子供の面倒を見ながら、お風呂やトイレの掃除、洗濯や洗い物などを行う事もあります。さらに子供の教育に携わる事もあります。例えば専門的な知識とスキルが必要な英語教育やピアノのレッスン、絵画のレッスンをベビーシッターとして子供の面倒を見ながら行うケースがあります。また病気がちの子供の面倒を見たり、障害を持った子供の面倒を見るというベビーシッターの仕事もあります。